選択の科学

考え方

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みなさん、おはようございます!!

コウタロウです。

 

本日、紹介する本は、「選択の科学」です。

 

「選択」について数々の実験を通して 証明した本です。

 

「選択肢はない」より「選択肢はある」の方がいい。

但し、「選択肢は多すぎない方がいい」、「選択の代償」など

実験や研究を通して解説しているので結構面白いですがボリュームが

とてもあります。

 

読み応えバツグンの本です!

 

オススメ度:★★★

 

以下に、本の引用と私見を記載します。

 

・見過ごされた救助の可能性

1965年にコーネル大学のマーティンセリグマンが、心理学の様相を一変させることになり、1連の実験を行った。

研究チームはまず、雑種犬を、1匹ずつ白い箱に入れて、2匹ずつ犬をつないだ。

実験の間それぞれのペアは、無害だが不快な電気ショックを周期的に与えられた。

一方の箱は、犬が花で両脇のパネルのどちらかを押せば、ショックを止められるようになっていたのに対し、もう一方の箱は、犬がどんなに身をよじってもだえても、ショックを止めることができなかった。

一方の犬が痛みを自分の意志でコントロールできるものとして経験したのに対し、もう一方はそうではなかった。

 

実験の第二段階では、2つの部屋に仕切られた大きな黒い箱を用意して、2匹の犬を一方の部屋に入れた。犬たちのいる方の部屋には、床に周期的に電流を流し、もう一方の部屋には流さなかった。仕切りは低く簡単に飛び越えられるようになってきたため、前の実験でショックを止めることができた犬は、すぐにショックを回避する方法を見つけた。しかし、ショックを止められなかった犬の3分の2がただじっと横たわって苦しみ続けた。

他の犬が壁を飛び越えるのを見ても、研究者たちにはこの向こう側に引きずっていかれ、ショックを回避できることを教えられても、犬たちはただあきらめて苦痛に耐えるばかりだった。

 

私たちが選択と呼んでいるものは、自分自身や、自分の置かれた環境を、自分の力で変える能力のことだ。選択するためには、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない。

 本当に興味深い実験です。

 

選択肢があることがわかっていれば、自分にとって不利なことがあれば

その不利な状況を打開することができるが、選択肢が無いと決めつけると

不利な状況を打開できず、耐えるしか無い。

 

これは、人間も同じかも。

 

私も無意識のうちに選択肢がないと決めつけていました。

 

それは、サラリーマン時代。

 

家族がいる、今の自分の能力では独立しても食べていけない。

会社で嫌なことがあっても、夜遅くまで残業しても、休日に

出社しても、我慢する。

 

まさにショックを回避できない犬と同じでした。

 

自分で選択できないと決めつけていました。

いや~非常に勉強になりました。

 

このような内容がたくさん詰まった本ですよ!!

 

 

ぜひ読んでみては!!

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