いつか読もうと思っていてずっと忘れていました。
ふと、ブックオフで見かけた時に即買いです。
私は、小学校から高校までずっとサッカーをしていましたが、サッカー選手が書く本を読んだことがありませんでした。
長谷部選手は日本代表のキャプテンなのですが、内田選手などからたまにいじられているのをテレビで見たことがあり、この本にはどんなことが書いてあるのかさらに興味をそそられました。
この本はプロとして、長谷部選手の心構え、普段の習慣などが書いてあります。普通に会社勤めしている人、フリーランスの人、学生さん、誰に対しても読んで損のない1冊だと思います。
中古でよければ安いので手を出しやすいですよ。
オススメ度:★★★
以下に、本の引用と私見を記載します。
・心について
「心」は車でいうところの「エンジン」であり、ピアノで言うところの「弦」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。
「メンタルを強くする」というよりも「調整する」「調律する」といった方が適している感覚。
車のエンジンに油をさし、ピアノの弦を調律する、そして、テニスのガットを調整する。
そんな感覚を心に対して持っている。
そうか、「メンタルを強くする」 とか、「考え方を変えて心が折れないようにする」のような表現は、どの本でも見たことがあるが、この本の”調整”、”調律”という表現、感覚についてはすごく新しさを感じる。 プロのサッカー選手なのでメンタル的に追い込まれることも多く、普通の仕事であれば”いい仕事”をすれば評価してもらえるが、サッカー選手の場合、”いい仕事”をしても、同じポジションのチームメートよりも抜きん出ていないとポジションを奪えず、試合に出ることができない。 仮に試合に出ることができても、相手に勝つには相手よりも”いい仕事”をしなければいけない。そんな厳しい環境で仕事をしているプロサッカー選手ならではの表現です。
「メンタルを調整」するのであれば、仕事の前、仕事が終わった後などに、その仕事を振り返ったり、考えたりして、やり方が良かったのか、今のままでいいのか、考え気持ちを落ち着かせることで「メンタルを調整」することができるのではないか?(ちょっと表現が無理やりだったかな?)
・正々堂々
普段から正々堂々と勝負していれば、たとえまわりから陰口が聞こえてきても、まったく気にならない。逆にそういうことを言う人をかわいそうだなと感じる。
これも、プロサッカー選手ならではの考え方なのかな。私はそう、思いました。
でもサッカー選手以外にもみんな共通して言えることですよね。
正々堂々、自分の信じたことを真剣に取り組 んでいれば、陰口が聞こえてきてもまったく問題ありませんよね。
逆に、陰口が気になるということは、「正々堂々と勝負していない」か、「自分の信じたことに自信がない」のどちらかでしょう。
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